[東京 23日 ロイター] - 東芝<6502.T>は23日、元原発子会社ウエスチングハウス(WH)関連債権の売却を完了したことを明らかにした。代位債権とその他債権を大手ヘッジファンド、バウポスト・グループ傘下のコンソーシアムに売却した。

この売却益とWH親会社保証の一括処理による税負担軽減で資本は約4100億円改善。昨年12月に実施した約6000億円の資本増強を合わせると、3月末時点で約7500億円を見込んでいた債務超過は解消する。

株式はブルックフィールド・ビジネス・パートナーズ<BBU_u.TO>グループに1ドルで売却する予定で、3月末までの完了を目指す。

東芝は18日、WH関連資産の譲渡先を決定したと発表していた。

(志田義寧)