[東京 23日 ロイター] - 日本百貨店協会が23日発表した12月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比0.6%減の6933億円と、2カ月ぶりのマイナスとなった。

同協会によると、12月は主力の衣料品で婦人物が不調だったうえ、食料品では生鮮品の不漁不作が売上高に影響した。ただ、株高を受けた資産効果で高額消費が活発化し、インバウンドも活況だったほか、歳末商戦も好調だった。

調査対象の百貨店は80社・226店舗。東京地区は前年比0.9%増と、2カ月連続プラスとなった。

2017年の年間売上高は既存店ベース(店舗数調整後)で0.1%増の5兆9532億円と、3年ぶりに前年比プラスとなった。インバウンドは年間累計で46.3%増の2704億円と2年ぶりに過去最高を更新した。