[東京 22日 ロイター] - 正午のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ変わらずの110.75/77円。

米国でつなぎ予算の失効により連邦政府機関の一部が閉鎖したことを受け「ドルのセンチメントは悪化している」(FX会社)という。

議会上院の共和党、民主党の穏健派議員らは、21日に事態打開に向け協議を行ったが、22日までに合意に達するかどうかは不透明な情勢だ。

米政府機関の一部閉鎖報道を受けた早朝の為替市場では、ユーロが1.2275ドル付近へ上昇、ドル/円は110.51円の安値を付けるなど、ユーロ高/ドル安の流れが強まった。しかし、そうした流れは正午までには一巡した。

米国債市場では、10年国債利回りが2.6667/48%と3年半ぶりの高水準まで上昇した。

ドル/円相場は長期金利上昇には反応を示さず、他方、商品市況では、ドル安を受けて金相場が堅調となるなど、「ドル安の流れがしばらく続きそうな気配が、そこここで表れている」(外銀)という。