[ロンドン 22日 ロイター] - 金融データ会社IHSマークイットが発表した1月の英家計指数は43.0と、12月の43.7から低下し、4カ月ぶりの低水準となった。

同社エコノミストのサム・ティーグ氏は「生活費の増加と賃金の伸び悩みが支出余力を一段と弱めた」と分析した。

調査によると、期待インフレ率は47カ月ぶりの高水準を付けた。イングランド銀行(中銀、BOE)にとって懸念材料となる可能性がある。

また、家計の無担保信用枠は、11カ月ぶりとなる大幅な拡大を示した。

ティーグ氏は「追加の無担保融資を活用した家計の支出は小幅に増えており、日常的な支出が抑制されている様子はほとんど見受けられない」と指摘した。

英世帯の45%はBOEが6カ月内に利上げを行うと予想。12月調査の48%からやや低下した。

調査は英国人1500人を対象に1月10─14日に実施した。