[ワシントン 19日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)は19日、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が米中堅コンビニエンスストアのスノコ<SUN.N>からの店舗買収に伴い、米国で展開するセブンイレブンの一部をスノコに売却することで合意したと発表した。

売却するのはガソリンスタンド併設型の26店舗。スノコはまた、セブン&アイへの売却が決まっていたガソリンスタンド併設店のうち、33店を維持することとなった。FTCは、これら店舗の売却がなければ、同買収計画はニューヨークなど20の大都市圏の76カ所の市場で競争を阻害することになり、価格引き上げにつながる可能性がある指摘した。

スノコは取得・維持する店舗を自社管理から独立事業者の管理に切り替える。FTCはこれにより、市場の競争が守られると指摘した。

米国内のセブンイレブンの店舗数は約8500店で、35州にまたがる。このうち1000店以上が自社店舗となっている。

セブン&アイは昨年4月にスノコから1100店舗を33億ドルで買収する計画を発表している。