[メキシコ市 17日 ロイター] - メキシコ経済省のベーカー次官は17日、同国と欧州連合(EU)との新たな自由貿易協定について、隔たりがある分野はいくつか残っているものの、「今後数週間以内」に合意がまとまるとの見通しを示した。

次官はEUとの8回目の交渉終了後にラジオのインタビューで、交渉は2月5日からの週に再開し、早期の終了が見込まれると発言。「われわれは今後数週間以内に終わらせようと取り組んでいる」と述べた。

メキシコとEUは2000年に発効した貿易協定の再交渉を行っている。

米国がトランプ大統領の下で内向きに転じる中、開かれた市場に対する支持を世界にアピールしたい狙いもある。

メキシコにとってEUとの協定は、米国への依存を減らす戦略の一環でもある。