[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米財務省が17日公表した昨年11月の対米証券投資統計によると、米財務省証券保有額が最大の中国と第2位の日本がそれぞれ保有額を減らしたことが分かった。11月には人民元と円がともに対ドルで上昇していた。

日中の米国債保有高の減少は、各国の中銀が外貨準備におけるドル資産を減らしている状況をあらためて浮き彫りにした。

11月の中国の米国債保有高は1兆1760億ドルとなり、4カ月ぶり低水準。10月の1兆1890億ドルから減少した。

保有高2位の日本は1兆0840億ドルで、3カ月連続で減少。2013年6月の1兆0830億ドル以来の低水準を記録した。

・11月の海外投資家による米長期有価証券投資(株式スワップ等除く)、575億ドルの買い越し=米財務省

・11月の海外投資家による米財務省証券投資、188億ドルの売り越し=米財務省

・11月対米証券投資、338億ドルの買い越し=米財務省