[東京 17日 ロイター] - 正午のドルは、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の110.64/66円。

早朝の取引で110.40円台を推移していたドルは仲値にかけて110.19円まで下落して4カ月ぶり安値を更新し、弱い地合いとなった。

ただ、午前のドルの安値は市場で重要なポイントと見なされている110.15円(昨年11月の高値から61.80%押し)には至らず、ドルは正午にかけて徐々に値を戻し、正午過ぎには110.73円付近まで反発した。

前日午前の取引では実需の買いフローが散見されたが、きょうについては「基本的に、ガチャガチャ動いているのは主にファンド勢」(外銀)とされ、本邦勢は様子見が多かったもようだ。

内閣府が今朝発表した11月の機械受注はコア民需(船舶・電力除く)が前月比5.7%増(10月は5%増)と2カ月連続で増加した。

市場は目立った反応を示さなかったが、エコノミストらによれば、基調が変化したか否かを確認するためには12月の統計を吟味する必要があるという。