なぜ、日本の金融機関は中古住宅に「冷たい」のか
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「商慣習(財務省令で木造住宅の耐用年数を22年と定めているからとの説が有力だが、市場価格を税制上の耐用年数で計る根拠などない)は圧倒的多数の事例で採用」
ここポイントで、木造住宅の耐用年数22年や30年といった考え方は、住宅を壊した平均年数や住宅総数を新築数で割ったサイクル年数などで求められている。つまり、壊されずに建っている住宅は考慮されていない。
早稲田大学の小松教授らによると、人間の平均寿命を推計するのと同様の手法で建物を評価した場合、木造住宅の平均寿命は64年としている。(「建物の平均寿命推計」の最新調査(2011))
より、実態を反映している数字だろう。
こちらの記事が参考になる。https://www.homes.co.jp/cont/press/opinion/opinion_00019/
最近では、新築時の住宅ローンを次の購入者へ引き継ぐ仕組みなども考えられている。
中古住宅の取引が活性化し、住宅の価値が適切に評価され、誰もが自宅を資産としてより自由な暮らしを手にする日が来ることを願っている。コメントする人の、何人が中古住宅買っているのだろう??
自分は新築マンション買ってリセールバリューとか言ってて、
「日本のストック事情は、、、、」とか、本当によくある話。
日本の住宅政策は、高度成長期に終身雇用制度が
前提になって最適化されてきました。
よく言われる35年ローンも、30歳で購入し65歳定年で、
完済することが前提です。
住宅購入は、GDPへの寄与度が高く、戸建を買うと
ローン返済を頑張るから終身雇用を促進する。
これがめちゃくちゃ機能した。
その最大の弊害は、住宅の品質です。
上記モデルの前提は、住宅を資産性のものとして
捉えていません。結果的に、プレハブメーカーも、
壊す前提でバンバン建てまくりました。
かなり脱線しましたが、言いたいことは、
日本には「使い古された消耗品としての中古住宅」
が圧倒的に多い。ストックはあるが、質が悪い。
みんなそれが分かっているから、
多少割高でも新築を買います。
金利もとても安いので。
本気で中古流通させたいなら、抜本的な法改正が必要。
白タクも解禁できない、民泊も雁字搦め、ビットコインからも
税金をとる日本で実現することは、大変難しい。
最近の戸建はとてもいいです。性能もかなり良くなったし、
快適に暮らせる。今からの世代の家や街をどうよくしていく
のかを考える方が実は近道だと思います。