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僕がNASAでやっているシステムズエンジニアという仕事は宇宙ミッションの上流設計を担当するので、まさにこの第一原理思考が求められる。日本には実はこのシステムズエンジニアという職業がないために(いわゆるSEは別物)、既存の技術ありきの設計になってしまうことが多い。ちなみにSpaceXでは、イーロン・マスクをはじめとする数人の人間がシステムズエンジニアをやっているそう。

マスク:僕らは人生のほとんどを、類推や他人のまねをするだけで過ごしているんです。だけど、新しい地平を切り開いたり、本当の意味でのイノベーションを起こそうとするときには、基本原理からのアプローチが必要になります。どの分野にせよ、その最も基本的な真理を見つけ、そこから考え直さなければいけない。
機能を後からどんどん追加する日本人には難しい発想法かもしれませんね。
絶対に譲れないこと(第一原理、ロケットの場合は機能)にのみ注目してあとはゼロベースで考える、極めてわかりやすい発想なんですが、多くの場合は与えられた条件から外れることが出来ずに自らを既存のレールの上に置きがちです。

ある物事に対して絶対に譲れないこと以外は前提を取り払って全部作り変えて良いですよ、こんな訓練を思い込みが始まる高校生くらいからどんどん実践する場を設けたいものです。
第一原理思考は、自分のつくっているものに対する先入観を取り除くことであり、アイデアを基本要素に分解し、別の方法で問題を解決するにはどうすればいいかを考える思考だといいます。テクノロジーからアイデアを展開するのではなく、アイデアの解決方法として最新のテクノロジーを方法の選択肢の一つとして捉えることによってイノベーションを創りだす自分の考え方と通じるものがあると思いました。
「イーロン・マスク 未来を創る男」http://amzn.to/2m5jRjm を読んでみると,彼の「第一原理」が分かりますよ.シンプル過ぎるヤバさが.
既存のやり方に囚われずゼロベースで解決策を追求する。実に合理的

第一原理思考は、単に大きな部分をひとつひとつの要素に分解するものではない。この思考のポイントは、自分のつくっているものに対する先入観を取り除くことにある。

その意味では、継続的改良とは対極にある。すでに存在するものの上に構築するのではなく、アイデアを基本要素に分解し、別の方法で問題を解決するにはどうすればいいかを考える思考だ。
業界の慣習を「第一原理思考」で疑えば、イノベーションは次々と起こせる。

・人類を火星へ送る計画を追求しようとマスクが決意したとき、最初にわかったのはロケット1台を購入するのに最大6500万ドルの費用がかかることだった。

・よし、第一原理を見てみよう。ロケットは何でできているのか。航空宇宙グレードのアルミ合金と、若干のチタン、銅、炭素繊維だ。

・それから、こう考えた。これらの材料の商品市場での価値はどれくらいか。その結果、ロケットの材料費は、一般的な価格の2%ほどだということがわかった。

・第一原理思考は、単に大きな部分をひとつひとつの要素に分解するものではない。この思考のポイントは、自分のつくっているものに対する先入観を取り除くことにある。
常識や先入観、過去の成功体験などに囚われず、物事を突き詰めて「脱構築と再構築」の継続的プロセスを徹底する。わかってはいてもなかなか実践出来ない、だって人間だもの。と言っていてはディスラプティブな成功は生まれないのでしょうね。
シンプルに物事を捉えることは、分野外の人が特定の分野を理解しようとする思考に近いと思っていて、だからこそ特定の分野の専門家ではなく、分野外が来た人がイノベーションを起こすことが多いのかもしれない。
「第一原理思考は、単に大きな部分をひとつひとつの要素に分解するものではない。この思考のポイントは、自分のつくっているものに対する先入観を取り除くことにある。その意味では、継続的改良とは対極にある。すでに存在するものの上に構築するのではなく、アイデアを基本要素に分解し、別の方法で問題を解決するにはどうすればいいかを考える思考だ。つまり「脱構築と再構築」の継続的プロセスと言える。」(記事引用)

ちょうど今、C・オットー・シャーマーの『U理論』をみていて、イーロン・マスクの「第一原理思考」と通じるものを感じた。U理論では、真のイノベーションは過去の延長にはなく、「生まれようとしている」未来に直接アクセスする必要があると説く。既成の枠組み(テクノロジーの常識、ビジネスモデル、社会の規範など)から意識が解放されると、世界を成り立たせている本質的源を直接体験できる。すると、まったく新しい発想が生まれ、思いもしなかった世界が見えてくる。そして、あまたいる専門家たちの常識を超えた真のイノベーションが誕生する。
実は絶対に確実な要素って少なくて、慣習や思い込みのほうが多いんだろうな。
第一三共株式会社(だいいちさんきょう)は、東京都中央区日本橋本町に本社を置く、日本の製薬会社である。 ウィキペディア
時価総額
7.99 兆円

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