[ベルリン 3日 ロイター] - ドイツのメルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)は3日、連立政権樹立の可能性に楽観的な見方を示した。

メルケル首相、CSUとSPDの党首らが数時間にわたり会談。その後に発表された共同声明では「(連立政権樹立に対する)自信が高まり、楽観的だ」とした。

SPDのシュルツ党首は「集中した話し合いとなった」と会談を評価し、予備折衝の良い基盤となるとの考えを示した。予備折衝は7日に開始する予定で、正式な連立交渉につながる可能性がある。

ただCDU・CSUとSPDは医療、移民、年金などの問題を巡って対立しており、合意に至らなければ新たに選挙が行われる可能性もある。

SPD指導部は、予備折衝の第1段階終了後に詳細な協議を行うかどうかについて1月21日に党員の採決を行う方針を示している。

CSUのゼーホーファー党首は「(連立政権を巡っては)遅くともイースターの時期までに合意する必要があると述べてきた」と話した。