【菅原出】拡散続くISネットワーク、「遠隔操作テロ」に注意

2018/1/7

2017年は欧州でのテロ目立つ

2017年は、新年のイスタンブール・ナイトクラブでの銃乱射テロを皮切りに、世界各地で過激派イスラム国(IS)関連のテロが起きた年となった。 特にロンドンで3月に車両暴走テロ、5月にはマンチェスターで自爆テロ、6月にロンドンで車両暴走テロ、9月にはロンドンの地下鉄で爆弾テロ、とイギリスでのテロが目立った。
またスペインやスウェーデンでも車両暴走テロが発生するなど、車両を使ったローンウルフ型のテロが当たり前のように起きるようになったことも注目点だろう。
またイランのテヘランで初めてのISテロが発生したり(6月)、フィリピン・ミンダナオ島のマラウィ市を現地のIS系武装勢力が5カ月間にわたって占拠するなど、ISの脅威が世界に拡散していることが改めて確認された年ともなった。
それでは2018年のテロ情勢はどのような展開が予想されるのだろうか。