アマゾンとセールスフォース、オラクル製ソフトからの移行進む-報道
コメント
選択しているユーザー
Salesforceのカナダでは最もご利用者数の多い基幹サービスであるSales CloudやService CloudなどをAWSのインフラでのサービス提供を開始しており、AWSとの協力関係は強くなってきています。
https://www.salesforce.com/ca/blog/2017/07/salesforce-live-on-amazon-web-services-cloud-infrastructure-canada.html
“Sayonara”はOracle創業者のLarry Ellisonが以前所有していた自身のヨットに名付けていた名前です。何か宿命的なものを感じます。
http://www.pressure-drop.us/forums/content.php?1953-Sayonara-s-Headed-Home
注目のコメント
むしろAmazonやセールスフォースでさえすぐOracle脱却できないというOracleのロックイン具合に脱帽です。Oracleのライセンスは接続できる物理サーバーのコア数に基づくため、仮装化した環境とは相性がよくない。
しかし移行先としてNoSQLというのは驚きです。
(Amazonなので)おそらく、DynamoDBだと思うのですが、RDBではなくKVS(Key-Value Store)でもAmazonの巨大な電子商取引事業のトランザクションを管理しきってるというのはすごいなあと感じます。記事では、NoSQLへの移行と書いてあるけど、AmazonはNoSQLであるDynamodbを2012に発表しているし、自分達でも使っているのは当たり前。
ただ、NoSQLの特性を考えると、全部置き換えという話ではなくて、大量データ処理の需要が更に高まって割合が増えているか、更新系でもNoSQLでいける技術取り組みをしているから置き換えしている、だと思うのだけど。
自分も調べてないけど、技術系のニュースであれば、内部情報というのをもう少し明確にして欲しいな。不透明なOracleへの攻撃に見える。
オープンソースのRDBがありながらOracleが使われ続けるのは何故?という話がありますが、大きくは、大規模システムでの信頼性とサポートの責任問題なのだと思ってます。興味深いニュース。「オラクル依存からの脱却」が進んでいるということですね。
(アマゾンのような)社内にエンジニアリソースを豊富に持つ大企業ほど、Webサービスを構成する技術要素のテクニカルサポートを他ベンダーに依存したくないはずです(支払いコスト含めて)。
この記事では「移行先がNoSQLに移行」と記載されていますが、数年前のNoSQL登場当時は「データ一貫性を保証するトランザクション機能が十分に備わっていないため業務システムのバックエンドとして使うのは困難」との認識・見解が大多数でしたが、今やNoSQLアーキテクチャでの業務システム導入の事例も増えて来ました。
また最近では、グーグルが「Cloud Spanner」という、「大規模自動シャーディング(データ水平分散)」と「ACID特性(信頼性のあるトランザクションシステムの持つべき性質)」を両立する基幹用RDBサービスをローンチしたことも記憶に新しいです。こちらは、AdWordsなどグーグル内部のプロダクトで使われていた実績を持ち、SLA面でも99.999%(five nines / 年間ダウンタイム5分未満)の可用性が保証されるレベルのもののようです。
上記を代表とした、Oracleを代替するデータベースのアーキテクチャが進化してきたということです。
ということで、かつての「大規模業務基幹システムのデータベースならばオラクルが最有力」というイメージはかなり崩れた新時代に突入していることは間違いありません。