「グレーゾーン解消」や「認証マーク」で成長を後押し--内閣官房のシェアリングエコノミー戦略
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CNET Japanの年末年始キーパーソンインタビュー。第5弾は内閣官房の岩坪さんです。なぜ、政府はシェアリングエコノミーの普及を目指すのか。そのために、安全性や法規制といった課題をどのように乗り越えようとしているのかを聞きました。
政府IT戦略室は1)民間の自主規制をベースに政府と連携する緩いルール化(シェアエコ協会の認証制度)、2)グレーゾーン解消制度、3)地域・自治体のベスト・プラクティスを集めて公表・共有、という3本柱を遂行しています。政策の企画力・実行力には目を見張るものがあります。汗をかいています。
先日、岩坪さんと一緒にシェアエコのシンポに登壇した際、申し上げました。こういうよい行政を進める方々をホメてのばしましょう。紹介されている法規制に対するアプローチが秀逸。画一的なハードローより柔軟なソフトロー。点での事前規制より線でのマネジメント。イノベーションのボトルネックはテクノロジーではなく法規、と言われて久しい。弁護士にも最近ようやく戦略法務と言われる分野が認知されてきたけど遅すぎる。シェアリングエコノミーでの実践をフレイム化して他分野のルールメイクにも応用できるようにするべき。