「感謝していること3つ」を書くのは成功の秘訣だが、何度も何度も書いていると退屈になってしまうことがある。

幸福感を高め、創造性を引き出す

これは秘密にするまでもないが、「感謝をすること」は成功の秘訣だ。世界でも指折りの成功者たちも、それには絶大な信頼を置いている。
・オプラ・ウィンフリーは、スターダムにのしあがるまでの10年間、欠かさずに感謝の日記をつけていたと語っている。

・成功者たちの習慣の研究にキャリアを捧げている起業家のティモシー・フェリスは、毎朝の儀式の一環として自分が感謝していることを日記につけている。

・リチャード・ブランソンでさえ、楽観的でいられるのは感謝する姿勢のおかげだと語っている。
この威力抜群の習慣の恩恵を、もっとも手軽に得られるようにするには、どうすればいいだろうか。それは、感謝の日記をつけることだ。1日に3回、感謝の日記をつけるだけで、幸福感を高め、創造性を引き出し、ストレスから身を守れることが、研究でも証明されている。
ほとんどの専門家が手はじめとして推奨しているのは、自分が感謝していることを毎日3つから5つほど書き留めるという簡単な方法だ。
非常に簡単ではあるが、しばらく続けていると退屈になってしまうこともある。感謝をするのにまちがったやり方などないのはたしかだが、習慣を根づかせるためには、いつものやり方を変えて興味を保つことも大切だ。
臨床ソーシャルワーカーの資格を持つ心理療法士のシャロン・マーティンは「サイキセントラル・ドット・コム(Psychcentral.com)」の最近の記事のなかで、感謝の日記に新鮮味を吹きこむためのクリエイティブなアイデアを提案している。
ここでは、日々の感謝の実践が退屈になってしまっている人のために、マーティンの提案のなかから選りすぐった、新たな活力を与えてくれるアイデアを紹介しよう。
1. あなたが楽しみにしていることは?

2. あなたの人生をラクにしてくれる所有物は?

3. スマートフォンやアルバムを開き、好きな写真を見つけよう。その写真に感謝する理由は? その被写体の何に感謝している?

4. あなたを安心させるモノや人は?

5. 自分の仕事の好きなところは?

6. どうすればほかの人たちを助けられる?


7. 役に立つ教訓を与えてくれた本は?

8. 感謝している先生や師について書こう

9. 今日はどんなことをやり遂げた?

10. 自分の性格のどんなところに感謝している?

11. どんな失敗や過ちに感謝している?

12. 部屋を見まわして目についたもののうち、感謝しているものをすべて書き留めよう
この楽しいアイデアを実践すれば、脳を刺激し、「感謝すること」の恩恵をあますところなく引き出し、そのプロセスを楽しめるはずだ。
原文はこちら(英語)。
(執筆:Melody Wilding/Adjunct instructor, human behavior, City University of New York、翻訳:梅田智世/ガリレオ、写真:paladin13/iStock)
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This article was translated and edited by NewsPicks in conjunction with IBM.