[東京 27日 ロイター] - ミクシィ<2121.T>は27日、子会社のフンザが運営する「チケットキャンプ」を2018年5月末に終了すると発表した。

フンザはチケットキャンプ関連で商標法違反などの容疑で当局の捜査を受け、サービスを一時停止していた。

同日公表された社内調査委員会の報告書はサービスについて「商標法違反または不正競争防止法違反の疑念を生じさせるようなものであったことは否定できない」と結論付け、「今後も存続させるか否かを含めて慎重に検討すべきだ」と要請していた。

責任をとるため、フンザの笹森良社長と酒徳千尋取締役は27日付で辞任、フンザ取締役を兼務していたミクシィの森田仁基社長は月額報酬を6カ月間自主返納する。

これを受け、ミクシィはフンザののれん償却などで77億2900万円の特別損失を計上、2018年3月期の純利益予想を前年比32.8%減の402億円(従来予想480億円)に下方修正した。売上高、営業利益、経常利益の各予想は据え置いた。

(志田義寧)