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コメント
注目のコメント
記事出ました!字数の関係で載らなかったのですが、2018年の楽しみなイベントは他にもあります!
* 中国の嫦娥四号、史上初の月の裏側への着陸、ローバー
* Google Lunar Xprize, 民間月面ローバーレース、日本からはHakutoが出場!
* New Horizons (2019/1/1) - KBOフライバイ(2019/1/1)こういう記事、大好きです。
しかし、いつも思うのですが、地球の神秘を解いたり水星を探査することは素敵だと思いますが、身の周りの疑問に科学はまだ全然答えられていません。
がん性疼痛への放射線治療の効果を予測するための研究など、簡単なはずです。が、ほとんど行われていないというのは本当に不思議です。
癌性疼痛が私の現在の研究テーマです。
癌の終末期では、多くの方が痛みを経験し、これをいかに和らげるかは、患者さんにとって大変大切です。
癌が痛みを引き起こしているとき、その病変に放射線治療をすると、6-7割の方で改善します。
逆に言えば、3-4割の方の痛みには効かない訳です。
どの方の痛みに放射線治療が効きやすい、効きにくいということは予測できません。そのような研究が今のところほぼないからです。
こんなこと、痛みの強さや鎮痛剤の量などをきちっと記録すれば解析できるはずです。
火星までロケットを飛ばす必要もありません。
なぜ皆がやらないのか不思議です。
私たちが臨床研究として集めた5年間のデータがようやく揃い、解析を始めます。