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モバイル送金のフィンテック企業、業界破壊へ台頭

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  • 秘密 秘密

    本件を例にとって、フィンテックと既存金融機関の関係について考えてみます。

    記事の中にあるTransferwiseで定期的に日本⇒アメリカの送金をしていますが、スピード・手数料共に銀行間送金とは比較になりません。通常銀行間の国際送金はSWIFTというネットワークを経由するのですが、これがいわゆるレガシーシステムの一つで、非常に複雑です。お金は複数の拠点を経由して届く仕組みですが、一つ一つの取引に時間が掛かる(航空会社のハブスポの仕組をイメージすると若い安いかもしれません)。世界各国に拠点を持つ超国際的な一握りの銀行以外は、自行内で国際送金が完結することがなく、他校への手数料支払いが発生する。でも、ほんの10年前くらいまでは、これが一番安全・確実だったのです…それが見事に崩されてきていますね。

    ただ、これらの企業が本当にすごいのは、なんと言っても各国の規制をクリアしている(少なくとも白に近いグレーになっている)という事だと思います。マネーロンダリング等の関係上、海外送金は結構規制が多いのですが(これらの確認作業も銀行としては大きな負荷)、少なくとも問題にはなっていないようです。先ほどのTransferwiseも、ちゃんと日本で資金移動業者として登録しているようですし。金融という規制産業に挑むフィンテックベンチャーはこの規制をしっかりクリアしていないと、一発退場になりかねない。

    レガシーシステムからの脱却による効率化、効率化によるコストの引き下げ、そして規制遵守の3点を固められると、既存プレイヤーは厳しい戦いを強いられる。

    ただし、勝ち目がない訳ではないと思います。そのカギは顧客基盤。例えばTransferwiseと同じ仕組みを銀行が導入したら、国内決裁手数料も削減できるので、こういったプレイヤーよりも優位になる。ここで問うべきは「自分たちがどれだけ大きい顧客基盤を確保しているか?」。送金元も送金先も同じ金融機関の顧客でないと、このメリットは極大化できませんから。故に巨大な顧客基盤を持った既存金融機関と、ディスラプターのが戦い、その他は淘汰される。これ、本件だけでなく結構多くのフィンテックに当てはまると思います。


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