関電、大飯原発22日に廃炉決定 1、2号機、大型では初
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大飯1、2号機は、過酷事故対策として常時1千トンもの氷塊を格納するアイスコンデンサー方式を採用しています。結果、格納容器の容積が(他のPWRより)非常に狭くなり、新規制基準をクリアするのは困難と見られていました。追加費用の問題もありますが、関電は早い段階で再稼働を諦めていました。平たく云えば、独自の緊急冷却システムが、1F事故の教訓から「ダメ出し」(水素爆発を防ぎにくい)を食らったと云うことです。
電力会社はこのように採算性をベースに、やれないものはやれない。と、クールに判断していく。民間なのだから、それはそうだ。安全審査が長引き、専門性の高い判断がクリアになされない状況が続けば、あれもこれも必要だということになり、訴訟リスクもあるなかで、続々と廃炉になるであろう。
エネルギー自給、CO2排出という国としての課題は、ゼロリスクに偏りがちな仕組みの中では、判断材料にならない。
これでいいのかな。あかんと思う。