[パリ 18日 ロイター] - フランス中央銀行のビルロワドガロー総裁は18日、欧州の銀行業界は細分化されており再編が必要との見方を示し、仏銀がM&A(合併・買収)で積極的な役割を果たすべきと訴えた。BFMビジネスラジオで述べた。

バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委)が検討を続けてきた銀行の新しい国際規制「バーゼルIII」が今月最終決着したことで、銀行の提携を阻害していた不確実性が払拭されたと指摘。

「合意により今後数年間の業界のルールが明確になった。向こう10年間の戦略の基礎をどのように築くかが明らかになったということだ」と述べた。

その上で「仏銀などが欧州の(銀行)再編の道を再び進む時期が来た」と語った。