[ブリュッセル 15日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は15日、欧州連合(EU)改革案を巡り、ドイツで新たな連立政権の発足が完了する来年3月までにドイツ政府と意見を擦り合わせ、来年6月までにすべてのユーロ圏諸国と改革の「ロードマップ(行程表)」で合意したい考えを明らかにした。ドイツのメルケル首相と臨んだEU首脳会議後の記者会見で語った。

マクロン大統領は、欧州の統合を進めるには「安定した強いドイツ」が不可欠だと発言。「われわれは、ドイツで政権の樹立が完了し、EU改革に向けたより明確な方針を協力して描ける時期となる3月の合意を目指す」と述べた。

大統領は、フランスとドイツがEU改革案で合意することを「望む」と語った。