[北京 14日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は14日、中国を訪問した文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談し、北朝鮮の核問題は、戦争ではなく話し合いを通じて解決すべきだとの認識を示した。

ティラーソン米国務長官は12日、北朝鮮と前提条件なしで直接対話する用意があると述べたが、ホワイトハウス当局者は13日、米政府は北朝鮮が「根本的に態度を改めない限り」同国と交渉は行わないとの立場を示した。

ロシアのプーチン大統領は、ティラーソン長官が北朝鮮との直接対話を提案したことについて「非常に良いシグナルだ」と発言。米国が北朝鮮を攻撃すれば壊滅的な結果を招くとの認識も示した。

国連安保理は15日、北朝鮮問題を議論する閣僚級会合を開催する。ティラーソン長官は同会合で、引き続き制裁を通じて北朝鮮に核放棄を促すことを各国に求める見通しだ。