一億総中流はすでに過去、アベノミクスの陰で日本の格差拡大
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注目のコメント
平均課税対象所得ということは再分配前の所得ですから、これを持って格差拡大はミスリードです。
さらに言えば、2012年→2016年にかけて富裕層の給与所得控除がかなり縮小されてますので、その分、富裕層の課税対象所得が膨らんでいることも影響しているでしょう。
ちなみに再分配後のジニ係数で見れば、2011年から2014年にかけて格差は縮小しています。地域格差の拡大を問題視していますが、今後ヒト・モノ・カネ等が稀少になっていく日本では、これらを生産性の高い大都市圏に集約することが、日本経済を良くすることにつながるという視点も必要だと思います。
「一億総中流」が過去となりつつあるのは確かに実感するところですが、それが「(アベノミクスの陰での)格差拡大」によるものなのかどうか・・・・ 9千円ほどだった日経平均株価がアベノミクスの中で2万円を大きく超えるところまで上昇し、株を持つ人と持たない人の資産の差が広がったのは確かでしょうが、日本全体としてみた場合、所得の上位集中が諸外国に比べて特に激しいようには思えません。
高付加価値産業の成長で出遅れて高い賃金の職場が減少し、円建ての賃金が殆ど増えない中で円安が進行し、一人当たり購買力が世界の中で大きく減少した影響の方が大きいんじゃないのかな (・.・?
豊かで将来に希望があれば人は格差を感じません。一億総中流を維持する豊かさが消えて貧しい人が増えたから、実態以上に格差が意識されるようになったというのが現実であるような気がします。