「この順番」で考えるだけでどんな悩みも解決できる - 天才の閃きを科学的に起こす 超、思考法
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ふたつの相反する目的のバランスをとる悩みの解決がいちばん難しい
家庭と仕事、限られたじぶんの時間を2つに振り分けている以上、家庭を優先すると仕事に支障をきたすし、仕事に集中したら家庭がなおざりになる。ふたつの板挟みで、あちら立てればこちら立たずの状況で、犠牲とか妥協とか申し訳ないとか自己否定の負のサイクル
解は2つ以外のだいじなものをみつけること、じぶんだけのじぶんのための時間を持つことでした。ほんとうの課題は、ふたつのバランスではなくて、自己肯定感とかじぶんの人生をじぶんの思ったように生きることにありました超・思考法であるFree Your Mindメソッドは
大雑把に
1: 問題を全て書き出し (ちゃんとなぜそれが問題なのか掘り下げる)
2: 1の問題をそれぞれ過去の後悔か未来への不安に振り分け
3: 自分がコントロールできないことを見定め、自分として何がアクション取れるか考えて
4: 行動する
とありました。
デザイン思考で行う手法に限りなく近い気がしました。
デザイン思考を使うと
1: 問題を書き出す。
2: 5Whysなどを使いとことん問題点を掘り下げてインサイトを引き出す
3: インサイトから「how might we ... (どうしたら ◯◯
できるだろうか」(以後 「HMW」)という改善の機会、つまりたくさんのチャンスを見つけていく
4: ありとあらゆる解決策をそれぞれのHMWに対して考えていく。
5: 出た考えで良さそうなものを、プロトタイピングとして プロセスを可視化したり、図や絵で表現したり、即興劇で実演してみたりして、出たアイデアの検証を行い、さらに優れたアイデアに昇華させていく
6: 実際に実験して効果を検証、4、5、6を繰り返す
記事を読む限り、Free Your Mindの手法に加え、いくつもの解決策を考え、その優れたものをプロトタイピングして試すといった姿勢があるとさらに成功率が上がると思います
また、一番面白いと感じたのは
自分の抱える問題点を過去か未来からくるものかを見極める作業です。こういった二分法をするだけでも 自己の置かれた状況を俯瞰することが出来ます。
時系列で振り分ける以外にCreativeGymのワークショップのフレームワークの1つには、Percepu Filterといったものがあり、政治的、環境的、経済的、金銭的、地理的、感情、五感それぞれ、などさまざまなフィルターを通して考えます。
例えば、上司から怒られてばっかりの問題点は
- 上司と部下の立ち位置を強化している
- 常に弱者を見つけて攻撃する意識なのかも
- オフィスのムード作りには逆効果である
- 怒られる時間と心理的に回復するのは経済的でない
- 上司自身がその上に怒られているのかも
- 上司は個人的にハッピーじゃないのかも
- 上司の言っている内容は納得できるので表現が悪いだけかも追記 ある方の前で、「考える」でなく「悩む」という行為をしている時に、「それ、明日宝くじで1億円当たったらどうしよう!」て想起しているのとレベル的に変わらんで…と言われてハッとしたことがあります。
悩むと考えるは違うとよく言いますが、ここにもあるように、自分で解決に向かえる領域か、そうでない領域かは、「悩む」を「考える」に昇華させる上で重要な切り口ですよね