スウェーデン人がイノベーションに強いワケ
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スウェーデンといえば、知的資本経営が体系化された国としても知られています。
財務諸表に表れない企業の強みを人的資本、組織資本、関係資本(ネットワーク)という視点で捉え、それらを強化しながら、企業価値を高めることを唱えました。
財務指標は過去を表現するものにすぎす、未来は知的資本こそが生み出すとの思想が背景にあります。
世界初のフューチャーセンターもスウェーデンのスカンディア社によって設立されています。
訪問したことがありますが、湖畔の木造の建物で、湖面が一望できる二階の窓際に、船の舵が取り付けられていました。趣旨を尋ねると「会社を未来へナビゲートするイメージをもってもらうため」とのこと。
さすがだな、と思ったことが印象に残っています。なにこれ、スウェーデンが理想郷になっとる(笑)
文中にあるのは、北欧最古の大学のウプサラ大学(1477年開校)ですね。リンネやセルシウス、オングストローム、アレーニウスなど有名な学者を輩出しています。私は2008年から2013年まで(断続的にですが)オングストローム研究所に留学してました。
スウェーデン人やスウェーデンに滞在する日本人に言わせると、日本の方がよっぽどいいと言う人が多いですが、なぜか日本人はスウェーデンが好きですよね。本屋のスウェーデンの棚をみると驚きます。結構問題だらけなんですけど。
国王がその辺を歩いてるのも面白いですよね。
前はあるイベントで私の前に座ってました(笑)
もちろんSPはいましたが。驚いたのはイノベーション庁の存在。新しくあり続けるために投資を行い、それが国家としての意思表示となって国民性にフィードバックされて住み良くなるっていうのは理想的な循環だなあと思います。日本は、日本人同士の空気が「不寛容」になって行くことで自ら生きにくい社会を生んでしまってるように思うところもあり、そここそ国家しかなんとかできない要素もあると思うのですが、コミュ二ティとしての国のあり方について、他国のいろいろをもっと知っていかないといけないなあとか考えさせられた記事でした。