[パリ 23日 ロイター] - IHSマークイットが発表した11月のフランス総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は60.1と、前月の57.4から上昇した。60を上回ったのは2011年5月以来。

ロイターがまとめたエコノミスト予想(57.2)を上回った。また、景況感の改善と悪化の分かれ目となる50を引き続き上回った。

サービス部門PMI速報値は60.2で、10月の57.3から上昇。予想平均は57.0だった。

製造業PMI速報値は57.5で、こちらも10月の56.1から上昇。予想は55.9。

マークイットのエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は、新規受注と在庫の増加は12月も勢いが維持されることを示唆していると指摘。第4・四半期の国内総生産(GDP)伸び率が0.7%になるとの見通しを示した。

企業の採用ペースは2001年3月以来の高水準となった。