[ストックホルム 22日 ロイター] - スウェーデンのリクスバンク(中央銀行)は22日、金融監督当局が提示した住宅ローン規制を検討するよう政府に要請した。中銀は、規制強化により最近の住宅価格の下落が加速することはないと説明した。

スウェーデンの不動産価格は過去20年間、上昇基調が続いている。ただ、新設物件の増加や金利上昇懸念を背景に、このところ沈静化の兆しがみられる。

一方、中銀は、不動産価格の上昇ペースは鈍化するものの、再び上昇基調に戻ると指摘。高水準の家計債務が国内経済にとり最大リスクだとの見方を示した。

その上で、国内の金融監督機関であるFinansinspektionen(FSA)が今月初めに提示した住宅ローン規制の強化を支持するとし、政府に規制導入に向け検討するよう要請した。