[ロンドン 17日 ロイター] - 英国のデービス欧州連合(EU)離脱担当相は17日、離脱交渉について、一部の国は貿易に的を絞ることを望んでおり、ドイツとフランスはそうした流れを巡り鍵となるものの、決定はEU全体のものと述べた。

EUは離脱条件をめぐり、双方が将来の関係について協議を始める前に十分な進展が必要との見解を示している。

デービス担当相はBBCラジオで「EU側は交渉進展にはより多くの拠出金が必要と主張しているが、参加国の多くが進展を望んでいることは明確。こうした国にとってこれは非常に重要だ」と述べた。

さらに「デンマーク、オランダ、イタリア、スペイン、ポーランドなどは、将来の合意に大きな利点を見出すことができる」と指摘。その上で「ドイツやフランスは欧州大陸の最強国で、彼らの考えは大きな影響力をもつが、決定は欧州全体のものだ」と語った。