【独白】NY最高峰のフレンチシェフが、「インスタ」にハマる理由

2017/11/18

フレンチ料理の革命児

ミシュランで三ツ星の高級レストラン──。そう聞けば、今も昔も、誰しもが一生には一度は味わいたいだろう。
そんな誰もが憧れる最高級フレンチに、アジアの調味料などを取り入れ、「革命」をもたらしたとされるのが、ニューヨークを拠点に、各国でレストランを展開するフランス人シェフのジャン・ジョルジュ・ヴォンゲリスティン氏だ。
1992年にニューヨークに初めてレストランを出店してから26年。現在は、ニューヨークのトランプタワー、上海、東京などで、ミシュランの常連となっているほか、欧米やアジア各国で、多くのブランドのレストラン約40店舗を展開している。
だが、ジャン・ジョルジュ氏は、ただの高級レストランのシェフにとどまらない。
彼は富裕層向けのメニューにとどまらず、世界中で起きている若い世代の食文化や、テクノロジーの変化を捉え、新しい店舗展開や、マーケティング施策など、次々と新たな手を打ち、新たな世代をその「味」に酔いしれさせている。