「大学入試改革」を「ゆとり教育」の二の舞にしないために、保護者に知っておいてほしいこと(おおたとしまさ)
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名門校ほど受験とは直接関係ないユニークな授業をたくさん行っています。大学入試改革が理念通りに進めばますますそのような授業が増えるでしょう。でも保護者がそれを理解していないと、結局大学入試改革もうまくいかないのではないでしょうか
言わんとすることは分かるが、「目先のテストの点数ではなく、本質的な生きる力の土台に重点を置く教育」といった捉え方には違和感がある。まあ、よくある捉え方だが。「目先のテスト」のために日々頑張っている子どもたちを目の前にしてそれを言ってみてほしいものだ。
教師がなすべきこととは何か? それは、「目先のテスト」なるものが「本質的な生きる力」に直結するものであるということを示すこと。
断片的な知識のままでは価値が低いが、系統的な知識は価値が高い。系統的な知識こそが、生きる力になる。逆に、それ以外に生きる力なんてあるのか?
「目先のテスト」で問うた知識をいかにして「生きる力」として役立てるかまで教えるのが教師の役目。学校の役目。
それは「目先のテスト」を否定するものであってはいけない。
「知識偏重」という四字を安易に使うなかれ。むしろ昨今の教育界は、急速に「知識軽視」に向かっている。今こそ「知識重視」の教育を意図し、同時に、その先にこそある「生きる力」を意図した教育を生み出していくべき。
「保護者」も、そういうところを理解した上で、「目先のテスト」に向かってくれればよい。