[東京 9日 ロイター] - 熊谷組<1861.T>と住友林業<1911.T>は9日、資本・業務提携に関する契約を締結したと発表した。双方が第三者割当増資を行い、相互に株式を持ち合う。

熊谷組が実施する第三者割当増資などにより、住友林業が熊谷組の普通株式936万1200株を取得、発行済み株式総数の20%を保有する筆頭株主となる。熊谷組は住友林業が実施する第三者割当増資で住友林業株519万7500株を取得する。所有割合は2.85%となる。

人口減少が予想される国内の住宅・建設市場のなかで、木化・緑化関連建設事業や再生可能エネルギー事業などに注力していく。提携による相乗効果は中長期的に両社合算で売上高1500億円程度、営業利益で100億円程度を見込む。