【前田裕二】業界一のメモ魔「メモとはノウハウではなく姿勢だ」

2017/11/20

メモやノートは第2の脳

仮想ライブ空間「SHOWROOM」を運営するSHOWROOM社長の前田裕二さんは、いつでもどこでもメモを取っている。
紙のノートやメモ帳に限らず、スマートフォンやタブレット、パソコンなどあらゆるツールを使う。いったい何をそんなにメモしているのか?
前田裕二(まえだ・ゆうじ)/SHOWROOM 社長
1987年、東京生まれ。2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、UBS証券に入社。11年からニューヨークに移り、北米の機関投資家を対象とするエクイティセールス業務に従事。その後、事業の立ち上げについて、就職活動時に縁があったDeNA創業者の南場智子氏に相談したことをきっかけに、13年5月、DeNAに入社。同年11月に仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。15年8月に当該事業をスピンオフ、SHOWROOMを設立。同月末にソニー・ミュージックエンタテインメントからの出資を受け、合弁会社化。
──前田さんはすごい「メモ魔」という噂です。
確かにメモの量は、ベンチャー業界でも一番多い部類に入るかもしれないですね。毎日とにかく大量のメモを取っています。
──何のために、どんなことをメモしているのですか?
より本質的なことに時間を割くためです。メモの一番の目的は、クリエイティブなことや自分にしかできない思考に対して時間を割くこと。そのためのツールがメモなんです。
創造力やオリジナリティを重視している人ほど、普通のメモをバカにしない方がいいし、怠らない方がいい。