【TMS速報】ライフスタイルは「年齢・性別」よりも「地方・都心」で決まる

2017/11/3
東京ビッグサイトで開催中の東京モーターショー2017(11月5日まで開催)。NewsPicksがプロデュースする6日間連続のトークライブ「THE MEET UP」、11月2日(木)のテーマは「クルマ×ライフスタイル」。
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【星野朝子×小泉文明×遠山正道】

この日登壇したのは日産自動車唯一の女性役員・星野朝子氏と、月間流通額100億円以上と日本最大のフリマアプリとなった「メルカリ」社長の小泉文明氏、Soup Stock Tokyoなどを展開するスマイルズの遠山正道氏の3氏だ。
クルマの世界でも、「1家に1台のマイカー」というライフスタイルから、カーシェアリングやシェアサイクルといった新しいカーライフスタイルが登場しつつある。
現代の企業は変わりゆく顧客のライフスタイルをどう捉え、ビジネスへと発展させていくべきか、三者三様の視点から自由に語り合った。

年齢や性別では決まらない

冒頭は「ライフスタイル」を軸に、白熱の議論が繰り広げられた。
小泉氏は「年齢や性別でライフスタイルを決めつけてマーケティングをするのは危険。どちからというと、都心と地方で明確な違いがあると考えている」と広い世代が利用するメリカリを運営する立場から私見を語る。
「メルカリでも100万円以上のクルマが売れはじめている」と小泉氏(左)。

女性がお酌をしてくれる「キャバタク」

遠山氏は「自動運転で移動している間に、何ができるか考えるのはおもしろい。女性が乗ってる「キャバタク」なんていうのがあってもいいかもしれない。焼き鳥が食べられてもいい」とさまざまなライフスタイルを提唱してきた立場から、ユニークな意見を述べた。
「メーカーの価値観を押しつけず、素材として魅力のあるクルマを提供して欲しい」と遠山氏。
終盤、これからのクルマのあり方について問われた星野氏は「人生のパートナーであり、安らぎを与えてくれる存在でもある。そんな『ダチ』みたいなクルマを作っていきたい」と想いを込めて語った。会場から3人にあたたかい拍手がおくられた。
THE MEET UPは、11/4(土)のピッチコンテストまで連日開催中。本日11/3(金)18時からは、「モビリティと都市」。をテーマに、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのV字回復の立役者で、現在はマーケティングで日本を元気にする活動に邁進中の森岡毅氏。「車いす(パーソナルモビリティ)」のマーケットにイノベーションを巻き起こすWHILL,Inc. CEOの杉江理氏。従来の移動の枠を超えて、クルマと人とコミュニティを相互につなげることでスマートモビリティ社会の実現を目指すトヨタ自動車の山本昭雄氏の3氏が登壇する。
元USJ森岡、WHILL杉江、トヨタ山本が語るクルマと都市