[アトウォーター(米カリフォルニア州) 31日 ロイター] - 米アルファベット<GOOGL.O>の自動運転車部門、ウェイモのクラフチック最高経営責任者(CEO)は30日、危険な状況で運転手に操縦を引き継ぐ機能を開発していないと明らかにした。

ウェイモは2013年に、運転手のいねむりなどを想定した試験を実施したが、警告音を鳴らして運転手に操縦を引き継ぐシステムが安全ではないと判断。それ以降、人間の操縦を必要としない技術に注力することにしたという。

クラフチック氏はウェイモの試験施設で行われたメディアツアーで、「(車側の)状況認識が失われるため、運転の引き継ぎが難しい」とも話した。