東京五輪で変わる「未来の暮らし」

2017/10/25
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「カネがかかりすぎる五輪」への投資価値

東京五輪での“エクスパンド”

マーケティング効果、技術開発への足がかり、ソフトとハードを含めたノウハウの蓄積、そして創業者である松下幸之助が掲げた理念の体現へ。
1980年代以降、パナソニックが辿ってきた足跡は、オリンピックの支援事業と軌を一にしてきたと言って過言ではない。
そんなパナソニックにとって、2020年の東京オリンピック・パラリンピックは、かつてないほど大きな舞台となる。
「ワールドワイド・パートナー」と呼ばれる主要スポンサーの一角として重責を担うだけでなく、大会そのものの関わり方が、従来とは比較にならないほど深く、そして広くなるからだ。
(提供:パナソニック)
同社はもともと放送機材の納入を足がかりに、セキュリティシステムの提供、開会式や閉会式の演出とオリンピック支援事業を拡大してきた。
だが東京オリンピックでは、選手村に設置されるありとあらゆる家電製品だけでなく、さまざまな社会インフラの整備にまで関与していく。おそらくオリンピックの歴史を見ても、単体の企業がこれほど広範囲に携わったケースは、少ないのではないか。