商工中金:経済統計も不正 調査せず売上高捏造
コメント
注目のコメント
(不正はダメ絶対です!)とはいえ、今回の不正の内容があまり明らかでないので、商工中金さんの肩を持つわけではないですが、商工中金さんが統計の対象とされている企業さんは、ほんとに小さい企業が多く、「いま、忙しいんだよ!統計?前と一緒でいいよ(怒)」というやりとりが目に浮かびます。そうしている間に、とりあえず、電話しないでも前回と一緒でいっか、、、みたいなことが起きたのでしょうか(月次ですし)。より規模の大きい企業からの調査である短観でもこういう場面はよくあります(経験あり)。さらに、統計集計の技術的には、線形補間や横置補間は一般的ですので、聞き取りができない場合などは、補間をします。今回のケースも(500歩くらい大甘に評価すれば)不正して結果的に記入した内容と、統計的な正しさは、同じだったかもしれません。
統計の記事があるたびにコメントしておりますが、皆さんご指摘のように、統計は国家にとって、基盤となる重要なインフラの一つでもあり、統計の精度は国力も反映します。
不正は、統計メーカーとして全く許されるものではありませんが、統計を支えるための個人、企業の理解・協力も同時に重要です。
商工中金さんは、今回の不正の是正にあたって、調査先の協力度合いの見定めや上記の統計的な処理を加えることも含め、是非とも統計精度の向上に繋げていっていただきたいと思います。今春、経産省が昨年12月に公表した「繊維流通統計調査」の改竄が問題になりました。今度は、経産省の事務次官が歴代トップを務めるなどその影響下にある商工中金の統計ですか・・・ (・.・;)
繊維流通統計調査では、かつて十分回答が得られていた時代の数字を「横置き」してデータの不足を補っていたらしいけど、今度は、聞いてもいないことをなぜ聞いたことにしたんだろう。危機対応業務のインチキはノルマに苦しんで、こっちのインチキはノルマが無いから気楽になって、ということかしら (・.・?
上手に捏造すれば「横置き」より更に「実感に近い結果」が得られるように思うけど、もはや何を信じていいのかわからない。我が国は中国とは違うと信じていたのに、なんだか悲しいな (*_*)