大企業も教えを請う。よなよなエールの「すごいファン組織力」
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まずは先日の超宴で各種ブースにて長蛇の列ができてしまい、楽しみに参加された方にはご迷惑をお掛けしました。心からお詫びいたします。今まで1000人のイベントが最高でしたが今回4000人でやってみて改めて想像できなかったトラブルがいくつかあり反省しました。このお詫びは来年、今回の課題を全て改善した上で最高のイベントにレベルアップすることで償いたいと思っています。
さて今回も素敵に記事をまとめていただきましたが、ファンイベントで最も重要だと思うことを改めて2つお話しします。
1.社員が楽しむ
ファンに楽しんでもらうためには、まずはイベントを企画したりサービスを提供する社員自身が楽しいと思えなければダメです。眉間にしわを寄せて企画を考えたり、嫌々ファンの対応を作り笑顔で行ったりという事では絶対にファンは喜んでくれません。そのためには常にファンに喜んでもらおう、それこそが自分達の働きがいなのだ、という文化が定着していないと無理だということです。そういう考えですので運営はスタッフ自ら先頭に立って行っていますし、運営に参加するかどうかは社員の意思で自ら判断して決めてもらっています。
2.売上は考えない。ファンの満足だけを考える。
どうしてもこういうイベントを考える時に「これは売上にどれだけ貢献するのか?」と上司から聞かれます。実は今回の超宴は数千万円の赤字です。今後それが売上にどう貢献するのかなんて分かりませんし、そんなデータ取れません。通常であればそんなイベントは許可しない!又は経費を減らし黒字化しろ!となります。
では我々はなぜそれを実行するのか?というと、「ファンが喜んでくれたらいつかビールを買ってくれる」「イベントで楽しい体験をしたらファン度がアップして長く応援してくれる」ということを信じているからです。データで直接表すことはできませんが、私は過去の経験からそれを本気で信じているのです。疑問を持つ方もいるでしょう。でも現在12年連続増収増益という経営状況がそれを最終的には物語っていると思います。
これからも我々の会社の重要行事としてファンイベントには益々力を入れていきます。2020年に全国のドーム球場でファンイベントを行うという夢がありますからね!よなよなエールで全国のドーム球場を満員にしてみせます!(笑) 興味がある方、是非来年のご参加をお待ちしています!今回取り上げるのは、「よなよなエール」で知られるヤッホーブルーイング。大規模イベントの「超宴」に行きましたが、ビールを飲みながら芝生で語らう、とてもいい空間でした。
しかし話を聞けば聞くほど、突飛なことはやっていない。逆にいえば、それを「やり切る」ことがいかに難しく、そこが強みの源泉になっているのだと感じました。アルコールはほとんど飲めないのですが、ヤッホーブルーイングさんが気になっており、初めて「超宴」に参加しました。
雨がギリギリ上がったこの日、さすがに4,000人規模となるとハードの面では色々と不都合が起きていました。
野村さんが緻密に再現しているとおり、フードの列はごちゃごちゃ。
並んだ先に違ったお店があったり、並んだ挙句に欠品になったり。
普通のイベントならクレームが多発しそうなところですが、集まっているのは「よなよなファン」なのです。
お互いに「この先は○○ですよ。」「こちらに並ぶんですよ。」と声を掛け合う場面がちらほら。
また、トイレも足りておらず混乱が起きていました。
そんな中、必死に外にあるトイレも案内するスタッフさんに、参加者が離れたトイレのリアルタイムな混雑状況を報告し、それをスタッフさんがお客様に案内するなどの光景もみられました。
ここにいる人は同士である、という感覚から、他人に声をかけやすいことを実感しました。
私自身も、初対面の方と情報交換しつつ乗り切りました。
ファンがいて、その人たちの気持ちが「中の人」になっているというのは、企業にとってかなり心強いですね。