[アテネ 17日 ロイター] - ギリシャ政府と国際通貨基金(IMF)は、次回の支援プログラムの審査を早期に完了させることで合意した。チプラス首相が16日明らかにした。

欧州連合(EU)とIMFの代表団は、来週アテネでギリシャの支援条件の進捗状況について協議を開始する。

財政目標や債務軽減の規模をめぐってはギリシャ政府、EU、IMFで見解が異なり、前回審査の完了が数カ月遅れて経済活動に影響した。

これを踏まえギリシャ政府は審査の迅速化を主張。2018年8月の第3次金融支援プログラム終了時に監督が完了することを希望している。

チプラス首相は訪米に合わせラガルドIMF専務理事と会談。「第3次支援の審査をできるだけ早く終了させることは全関係者の利益にかなうとの見解で一致した」と述べた。