【終】Eコマースが進化すればするほど認知を高める広告は不要になる【F17-4B #9】
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どこにお金を使うか?ということが示されたセッションかなと思います。投資とは“中長期的な利益”を増やすために、積極的に行わなければ成長しません。広告に突っ込んだらOKという時代ではなくなり、それでもオウンド含めたメディアの話が多いですが、濱野さん、逸見さんがおっしゃるように「顧客体験を極める」「分析・見える化」にお金を使っていった方が、実は成果もお客様の満足度もついてくると思っています。
例えばECシステムも、月商○千万円を超えたらパッケージみたいな話がありますが、それは単なるセオリー。自社ECを改革し、さっさと利益とキャッシュを稼ぎ、戦略的にパッケージを採用することで、“らしさ”を作れる土壌ができます。今後は、クラウド型になれば、もっと自由度が高くなるはずですが、お金で解決できるなら解決して、より稼ぐ・顧客満足度を上げていくサイクルは楽しいものです。デジタルマーケティング時代の広告について深い議論がされてました。
「マスでCMを打ってという認知を高めて新規顧客を呼ぶというやり方は、EC化率が高まれば高まるほど、つまりネットという道具を上手く使えば使うほど、そこにプラットフォームとして広告を出して認知を高めればよいという話ではなくなる」
そして顧客になって貰った人達の満足度を上げる方向だと言っています。そのために既存顧客を理解することにお金をかけるべきだと。
サブスクリプション・コマースやD2Cといった新しい取り組みも、肝は顧客とのリレーションシップなので、認知だけや新規顧客の欲望を喚起させるだけの広告は、形も内容も変わらざるを得ないでしょう。【人気のマーケティングシリーズ最終回!】
「マーケティングやプロモーションは今後どのように変わっていくのか?」9回シリーズ(その9)は、会場からの質問を受け付け、「効果が追跡しきれない広告の予算をどのように考えるべきか?」など実践的内容を議論しました。抽象論・具体論がクロスする素晴らしい議論となりました。ぜひ御覧ください。
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【登壇者情報】
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
Session 4B
「デジタルマーケティングやプロモーションは今後どのように変わっていくのか?」
(スピーカー)
佐藤 裕介
株式会社フリークアウト・ホールディングス
代表取締役社長
東後 澄人
freee株式会社
取締役
濱野 幸介
プリズマティクス株式会社
代表取締役
逸見 光次郎
オムニチャネルコンサルタント
(モデレーター)
須藤 憲司
Kaizen Platform, Inc.
Co-founder & CEO
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