[フランクフルト 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は22日、仮想通貨ビットコインについて、17世紀のオランダで発生したチューリップ球根バブルを引き合いに出し、通貨ではなく、投機の道具にすぎないとの見解を示した。

今年のビットコインの価値はドル換算で3倍近くに上昇。一般への普及はまだ進んでいないが、存在感の高まりに世界中の中央銀行が頭を悩ませている。

しかし、コンスタンシオ副総裁はECBの会議で、ビットコインが金融政策の脅威となるとの見方を否定。「ビットコインはチューリップのようなものだ。投機の道具で、明らかに通貨ではなく、中銀の政策にとって脅威になるとは見ていない」と述べた。