[上海 23日 ロイター] - 中国政府は23日、北朝鮮の6回目の核実験を受けた国連安全保障理事会決議に基づき、北朝鮮への石油精製品輸出の制限をはじめとする制裁措置を実行すると発表した。

商務省の発表によると、10月1日から石油精製品の輸出を制限し、コンデンセートと液化天然ガス(LNG)は23日付けで輸出を禁止する。

北朝鮮からの繊維製品の輸入も同日から禁止する。9月11日以前に契約済みの繊維製品に関しては、12月10日までに手続きを終えれば輸入が認められる。

国連安保理は9月11日に、6回目の核実験を強行した北朝鮮に対する追加制裁決議を全会一致で採択した。北朝鮮へのコンデンセートと天然ガス液の輸出を禁止し、石油精製品の輸出には年間200万バレルの上限を設けるとともに、原油は現行輸出量を上限とする内容となっている。