スタートアップは残業をしまくるのか?ーサンフランシスコ・ベイエリアのワーク・ライフ・バランス事情
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仕事観は常に高く持つ必要がある。仕事もプライベートも一緒に楽しんでしまうことは可能だ。日本の今の風潮で良いとは思わない。記事にある通りアメリカのスタートアップ企業も同じ考えであり、大企業の一部を切り取って真似た所で意味はない。日本は欧米諸国に比べ〜云々。こう言った論調に惑わされてしまうが、地域の経済環境、激変する人口動態を考えるとそんな悠長な事言ってられないのではないだろうか。
この記事には、スタートアップ企業のワークライフバランスと、アマゾンやアルファベットのような大手テック企業におけるワークライフバランスと二つの論点があるようです。
前者については、漕ぎ続けないと倒れるリスクがあると思いますのでワーク=ライフに近い状態はやむないかもしれないと思います。ですから、経営陣も従業員もミッションでコミットできるかが大事ではないでしょうか。
一方あるい程度の規模になった企業では、ワークライフバランスに対して多様な志向を持った人材を使いこなさなければなりませんので、ある種の工夫をするのも納得です。ワークライフインテグレーション、ワークライフセグメンテーション、おそらくどちらが正しいということではないのだろう。
人それぞれ価値観が違う。当然、仕事に対する価値観も違う。お金を稼ぐために仕事は面白くなくても働く人、仕事の評価がお金を稼ぐことになり一所懸命働く人、お金より仕事の内容・社会への貢献を重視する人。仕事の内容が自分の関心事であり、仕事=趣味の人。ライフステージや年齢により、また、その人の置かれている環境、文化により価値観は異なる。一律に一つの方法、制度が正しいわけではない。
それよりも、Googleが自社の社員の働き方をPh.Dを持っている社員を入れたチームを作り数年間かけて研究出来る環境が素晴らしいと思う。
儲かっているから出来ることと言ってしまえば、それまでだが、専門的な知見、ノウハウを有するPh.Dをしっかりと抱えているから出来るのだろうし、だからいい人財が集まり儲かるのかもしれない。
日本はビジネスを理解する社会科学、心理学の専門家、Ph.Dが企業の中に少な過ぎるのでは。企業は人で成り立っているし、企業が相手にするのは、消費者、お得意先いずれも人である。人の専門家がもっと企業にいてもいいのでは。
社会の変化に迅速に対応することは重要だが、他社の真似、欧米企業の真似ではない自社の社員、業務、ステージに合う制度設計を行うことが大事ではないだろうか。