<外為市場>

午後5時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の112円ちょうど。午前は北朝鮮絡みの報道でリスク回避の円買いが強まり112円を割り込んだが、午後にかけて落ち着きを取り戻した。

<株式市場>

東京株式市場で日経平均は5日ぶり反落。朝方は円安基調を好感し外需大型株に買いが先行した。ただ買いの勢いは鈍く、北朝鮮の外相が太平洋上で水爆実験を実施する可能性を示唆したと報じられると、マイナスに転じ一時100円近く下落する場面もあった。後場中盤以降は9月末を控えた配当権利取りの買いに支えられ、下げ渋る動きを見せた。

東証1部騰落数は、値上がり636銘柄に対し、値下がりが1276銘柄、変わらずが116銘柄だった。

<短期金融市場> 17時52分現在

無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.046%になった。週末要因で一部金融機関からの資金調達意欲がしっかりと示された。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レートはマイナス0.063%とマイナス幅を縮小。TIBOR(東京銀行間取引金利)3カ月物は0.056%と横ばい。国庫短期証券(TB)買い入れは落ち着いた結果になった。6カ月物TB(706回)は強含み。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。

<円債市場> 

長期国債先物は反発。好需給を背景に買いが先行したのち、前場中盤に北朝鮮リスクが意識されると上昇幅を拡大した。ただ、週末のため、ポジションを調整する動きもあり上値は限られた。

現物債は総じて強含み。中期ゾーンは押し目買いが優勢となり、長期ゾーンは先物に連動する格好で金利に低下圧力がかかった。超長期ゾーンは一部生保の需要が観測されており、底堅い展開となった。流動性供給(対象:残存5年超15.5年以下)の入札は無難な結果に収まった。