[国連 20日 ロイター] - ミャンマーのヘンリー・ヴァン・ティオ副大統領は20日、ミャンマー西部ラカイン州でイスラム教徒少数民族ロヒンギャ族の武装勢力と治安部隊の衝突が激化している問題で、治安部隊に対し、罪のない一般人への巻き添え被害を避けるために「最大限の措置」を取るよう指示していると述べた。

ロヒンギャ問題を巡っては、治安部隊によるロヒンギャ族への激しい報復行動に対し、国際的な批判が広がってる。

副大統領は国連演説で、ロヒンギャ族だけではなく他の少数民族もラカイン州から避難していると指摘。人権に関しては「司法の厳格な規範」に従っていると述べた。

また同国政府は「ラカイン州の現状について非常に懸念している」とし、「治安部隊は作戦を実行するうえで行動規範を厳守するよう指示されている」と主張した。