【高濱×ムーギー】自立心と幸せになる力を育む方法
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公立学校の先生方とお付き合いして12年。一人ひとりは子どもが好きで決まったことは確実に実行する誠実な方ばかりだ。だが同時に疲れておられる。やらなければならない書類仕事に加えて、あれやこれや新しい仕事も降って来る。スクラップ&ビルドではなくビルド&ビルドですよと嘆く先生もいた。
要は「結果責任」にして、中身は先生方の自由にしてしまえばよいのだ。親を変えることが一番大事と思えばそこにエネルギーを注ぎ、体幹と規範が第一と思う方、ドリルでの爆演習が良いと信じる方、それぞれ自由。ただし結果が出なければ転職なり部署移動してもらう。先生方が主体的に決めて学んで活き活きと打ち込める「仕組み変え」が、肝だと思う。
これを言い続けて10年以上立つが、大岩盤はビクともしない。ここは政治家の出番かな。
私は時代が変わり始める頃に役立つような「事例作り」を、プレイヤーとしてコツコツやり続けます。
付記:まだまだ世界での成績は悪くない=公教育も悪くないと、どなたかおっしゃってるが、通信教育、お稽古事、塾、家庭教師、予備校、「大学への数学」始めとする出版社等々、「民間教育」を除去したらどんな成績になるでしょうか。整備が整えられたサファリパークからいきなり本場のジャングルに出れば、大なり小なり体調も崩れやすくなります。
先日の「亀っちの部屋」で取り上げられた「除菌教育」と本質は同じ、つまりストレス耐性やストレス対処能力をどう鍛えていくのかという問題なのだと。
https://newspicks.com/news/2016597/
ただ、義務教育終了年齢くらいまでは本人の問題というよりは社会環境に要因があることが多いですので、難しいところ。
因みに中井久夫神戸大学名誉教授は「成熟」について「自分が大勢の中の一人であり、同時にかけがえのない唯一の自己という矛盾の上に安心して乗っかっていられること」と定義しています。
滅私奉公の精神で働き過ぎてしまう従来型うつの場合には「かけがえのない唯一の自己」という視点が欠け、社会との調和がとれず不適応を起こしてしまう現代型うつの場合には「自分が大勢の中の一人である」という視点が欠けているといいます。
そういった意味では、どこかで自己喪失体験があった方が長期的には人生のプラスになるのかもしれませんね。公教育に頼れないというのは同感です。
学校教員のレベルの底上げをしないと。
僕が一番問題だと思うのが何のキャリアも積まず、新卒採用でいきなり学校という狭い世界に入り、そこで先生、先生と呼ばれ退職まで井の中にいることです。
中途採用や解雇規制緩和、ジョブホッピングの中に学校教員という選択肢があるようなシステムの方がいいのでは無いでしょうか。
【追記】
新卒で病院という狭い世界に入り、そこで先生、先生と呼ばれ井の中で勘違いしていく職業もあるので、そのへんも何とかしなくてはいけませんね(笑)