貯蓄から資産形成へ 意識変わるか「つみたてNISA」
山一証券やメリルリンチ日本証券を経て、2008年にコモンズ投信を創業した伊井さん。「対象投信120本=積立NISA、来年1月開始-金融庁」(時事通信社)を題材に、現役世代の資産形成のための新たな金融サービスについて、お話いただきました。
「つみたてNISA」は、2018年からはじまる新たな積み立て型の少額投資制度。年間40万円・最長20年間は、分配金・売買益への税金が非課税になる。約6000本ある投資信託のうち、金融庁のお眼鏡にかなった、“長期積立に向いている”対象商品120本が選ばれた。
制度を設置したのは、現役世代を資産形成へと後押しすることが目的。
「もとは貯蓄大国だった米国も、20年間で(1995〜2015年)個人の金融資産が3倍になった。それは、確定拠出年金の導入など、積立による資産形成を続けている人が多いから(伊井さん)」
「『つみたてNISA』は何から始めたらいいか分からないビギナーが、少額をコツコツと資産形成するのに向いている。貯蓄から資産形成へと、日本も変わっていくかもしれません(伊井さん)」