三菱ケミや東レ、繊維技術で車用吸音材 自動運転の普及にらむ
日本経済新聞
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次世代車の開発競争が激化する中で、日本のものづくりを支えてきたサプライヤーの活躍場所が増えていくのは、日本産業の成長持続性の観点からも歓迎すべきことです。もっとも他の国々のメーカーも負けていませんが。
吸音材としての役割を果たしつつ、安くなくてはいけない。毎年毎年のコスト低減にも対応するとなると、それなりにコスト構造を考えつつ対応が必要となる。
昔聞いた話で1番刺激的だったのは吸音材を作るための原材料としてアパレルメーカーが瀬戸内海の島に廃棄している大量の廃材を使ってフェルトを作って吸音材に転用しているという話だった。勿論そこに使う接着剤などのノウハウはあるだろうが、コストゼロで原材料調達してるフェルトメーカーもあるわけで、そうしたところと大手が戦うにはそれなりのノウハウが必要になりそうだ。素材を中心とする装置産業は、一般的には投資が大きくなる関係でフレキシブルな意思決定をやや苦手としますが、もはやこのご時世でそんなことは言ってられないわけで、いかに早く市場環境の変化に適応し、バリューチェーン上で付加価値の高いポジションを構築できるか、ということが重要かと。
日本の素材産業は競争優位であることが多いですから、引き続き市場を席巻することを期待したいですね