ワンメッセージで目指す世界観を表現したいと思い、『for Startups』をビジョンに掲げ、2016年9月設立。成長産業・成長企業のために私たちは存在する―。国内No.1の成長産業支援プラットフォーム構築を「人材支援」×「資金支援」×「テクノロジー」で実現するNET jinzai bank。代表取締役社長 志水雄一郎に2期目の戦略を語ってもらった。

成長企業を“勝たせること”に全力を注ぐ

日本から一人でも多くのザッカーバーグを、一社でも多くのFacebookを―。それが私たちが挑戦したいことです。
日本の平均年収は世界19位。可処分所得ベースではそれよりも低い水準になるでしょう。同じ仕事をしても日本ではいい暮らしができない。もはや海外から出稼ぎに来る国ではありません。ならば今、何をしないといけないかというと、外貨を獲得できる新産業の創出に人材と資金を投入することです。
世界でこの20年で最も成長した産業は、インターネット・IoTセクターです。Googleの時価総額はトヨタの5倍(2017年)。中国でもアリババやテンセントが台頭し、日本よりGDP上位の国では、世界を席巻するインターネット・IoT企業がこの20年で数多く誕生しました。
では、日本はどうか。日本のガリバー、時価総額第1位はトヨタ。そんなトヨタでも時価総額の世界ランキングでは40~50位でしかありません。日本は外貨を獲得できる、時価総額も高い成長産業・成長企業を幾つか生み出せなければ、日本のGDPは下がる一方です。
世界で最もHRセクターに関わる就労人口率が高い国、それが日本です。それなのに、日本のHRセクターが伸びれば伸びる程、日本のGDPや平均年収は逆に下がっている。結果として日本のHRセクターは、日本を勝たせていないとも云えます。本来は、日本の競争力を人的資源の最適配置によりどう生むのかを戦略化、戦術化し、KPI・PDCを回すべき。ただし、知る限り、そんなビジョン・戦略を持つ企業は今までは皆無でした。
そんな中、私たちは、人的資源の最適配置により世界で勝てる成長産業・成長企業を生み、日本を勝たせることにフォーカスしたHRを中心とした成長産業支援ビジネスを展開しています。日本の外貨獲得能力・総生産を最大化させ、平均年収も上がり、みんなが幸せになる。その方程式の成立に向けて、私たちは日本から一人でも多くのザッカーバーグを、一社でも多くのFacebookを誕生させることに挑戦しています。

日本のHR市場に隠された「裏ルール」

成長産業の平均勤続年数は5年。5年期間単位で経済合理性を追求した際に、大手上場企業役員より、有望なPre IPO企業の若手管理職の方が勝ることがあります。
大手上場企業役員の年収が2,000万円として、5年間で1億円。一方、有望なPre IPO企業の若手管理職は年収600万円×5年分に加えて、IPOで億単位のキャピタルゲインを得れば、5年期間単位での資産形成においては有利です。実際にこのようなケースは多く存在します。年間80-100社が新たに上場し、平均して発行株式の7-8%分のストックオプションを発行しており、上場時に億単位のキャピタルゲインを得る人は年間三桁以上にも上っています。
世界でのキャリア選択は、経済合理性から見た際に、BS・PL・CFが回っていて、賃金分配率の高いキャリアがブライトキャリアと云われた時代から、IPOやバイアウトなどのEXITタイミングが絡み、キャピタルゲインを大きく得られる可能性のあるキャリア=起業や有望なPre IPO企業へのCxO・経営幹部として参画するキャリアが新たなブライトキャリアであると云われる時代へと偏移しています。
このような事実を知っているのと知らないのとでは、キャリアの選択が大きく変わってくるでしょう。しかし、文科省は大学を職業訓練校にしないという方針のもと、大学で世界基準でのブライトキャリアをしっかりと学ぶ機会はほぼ皆無。人は働いて、収入を得て、生活をするという方程式からは逃れられないはずなのに、その最適解を知ること無く、社会に出てしまっている。また就職後、ネクストキャリアの相談をしようとしても、日本ではヘッドハンターでさえも知らないことが多いし、知っていたとしても起業されるとマネタイズ方法がないため、どんなに優秀な人材だとしても起業を止められることも。。。この構図は完全にアウトです。

エージェントの“枠”を超えたミッション

では実際に、私たちは何をやってきたのか。
一つは起業支援です。シード投資専門ファンドとタッグを組み、起業家輩出を多数手掛けてきました。
もう一つは所謂、転職支援・採用支援=タレントエージェンシーですが、一般的なタレントエージェンシーとは違い、成長産業・成長企業のみがターゲットであり、日本を代表する起業家や投資家とタッグを組み、時価総額3桁億円以上でIPO済またはIPO予定の有力ベンチャー企業に60名以上のCxOや役員を輩出してきました。
有力VCが見立てて、「資金支援」、「戦略支援」を行い、私たちが「人材支援」を行う。この構図で、各セクターで圧倒的に強い、時価総額の高い有力ベンチャー企業を次々と生み出しています。私たちのオフィスには、日本を代表する起業家や投資家の皆さんが「自分たちのチームを勝たせて欲しい」とか、「自分たちの投資ポートフォリオ優先順位上位企業を勝たせるためにタッグを組んで欲しい」とのご相談に毎日のようにご来社いただいている状況です。
また、今期、上記有力ベンチャー企業の一部に対し、私たちも「資金支援」に参加し、従来の「人材支援」を組み合わせ、日本有数の人材データベースを持って勝たせ切る取り組みも新たにスタートさせます。

for Startups! NET jinzai bankが展開する成長産業支援

◆起業支援プラットフォーム
シード投資専門ファンドと組み、起業支援を多数実現
2017年に投資家と起業家・起業潜在層を結ぶ日本版エンジェルリスト構築へ
◆タレントエージェンシー
NET jinzai bank×有力ベンチャーキャピタルの協業モデルで、「勝たせたい企業」「勝てる企業」に人材を集中支援。
時価総額3桁億円以上でIPO済または予定の有力ベンチャー企業に、累計60名以上のCxO・役員を輩出。
2017年に人材開拓とマッチングを自動化へ。理想の未来に出会える、キャリア検索プラットフォーム「キャリアミル」スタート。
◆資金支援
2017年に『やりがいと経済合理性を兼ね揃える有望なベンチャー企業』を対象にVC協調型資金支援を実行。
◆エコシステムビルディング
日本最大級スタートアップイベント『SLUSH TOKYO/SLUSH ASIA』を企画・協賛。

優秀な人材が続々と集結

アークヒルズフロントタワーにある弊社オフィスは、元々Facebook日本法人がテナントとして入居していたオフィスです。森ビルが2011年にFacebookを誘致し、その後、Facebookが退出する際に引き継いだのが国内最大規模のシード投資専門ファンド、インキュベイトファンド。その次に引き継いだのがNET jinzai bankです。云わば出世部屋。私たちも成功者の系譜を引き継ぎ、国内No.1の成長産業支援プラットフォーム構築を目指し、飛躍していきます。
また、「Be a Talent」をコンセプトにしたフラットチームカルチャーのNET jinzai bankには、業界内外から優秀な仲間が続々と集っており、カカクコム、GREE、サイバーエージェント、GMO 、salesforce.com、ソフトバンク、DeNA、デロイトトーマツ、三井物産、ヤフー、楽天、リクルートHDなどのCxO・管理職経験者を中心に、現在30名規模まで拡大。今期、45名規模まで増員予定です。
「for Startups」というビジョンに共感していただける方、成長産業支援を通じて、日本を勝たせるミッションに是非挑戦してみませんか?