[ベルリン 22日 ロイター] - ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した8月の独ZEW景気期待指数は10.0と、市場予想の15.0を下回り、3カ月連続の低下となった。前月は17.5だった。指数は昨年10月以来の低水準。

現況指数は86.7と、市場予想の85.5を上回った。前月は86.4だった。

ZEWは、景気期待指数の大幅な低下について「将来のドイツ経済の成長見通しに対する不安感が強いことを示している」と指摘。予想を下回る輸出と自動車メーカーの排ガス不正問題が特に影響したが、「景気見通し全般は、引き続きかなり高いレベルで安定している」との認識を示した。

指数は約200人のアナリストに対する調査を基に算出されている。

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