なぜ今、古着を着るのか?
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韓国には郵便ポストならぬ古着ポストが点在しており、不要になった服をそこに投函しリサイクル出来るようにしています。
これまでは主に中東・アフリカにキロ80円程度で飛ぶように売れたのですが、近年は中国の古着が大量に市場に出回りキロ20円近くまで価格が暴落しました。
さらに韓国は不景気が続いている事から、もう到底売れないレベルのボロボロになった服が混ざる割合が高まり業者では破棄費用まで重なり事業採算が全く合わないと数日前に韓国のテレビニュースで報道されていました。
いつも関係ない話ばかりしてごめんなさい。現在のファッションは螺旋状の焼き回しだと思うので当時の古着が着目される傾向にありますね。
オープニングセレモニーが手掛けたKENZOがスポットを浴びた時、当時のキャッチーなKENZOのロゴスウェットなど古着でも注目されました。ミケーレがグッチで取り入れた刺繍アイテムもそうですね。大手メゾンのデザイナーも古着や当時の装いから着想していることが多いのでリユースも連動して価値が上がります。リユースの面白いところ。
僕も仕事柄古着が多いですが、1番は出会いですね。想定していなかった出会いという体験に価値を感じています。ここまで古着が注目されるようになったのは、「安い」という部分が大きいのではないかと思います。ファストファッションの影響もあり、個人が1着にかける費用の基準がだいぶ低いものになっているのではないでしょうか。高いものを1着というより、ある程度の予算で何着も買うという考え方ですね。
また、有名なブランド、好きなブランドであるという志向で購入するのではなく、色んな服で色んな組み合わせをすることで個性を出したいから、安価で誰とも被らない古着に手を出しているのだと思います。